再会(1)

私が顔面騎乗の実践活動にはげむようになったのは、都内のSMクラブAを訪れたことがきっかけでした。
そのクラブAで、私はエミさんりおさん玲子さんみずほさんといった、素晴らしいFacesitter達と出会い、充実したプレイを重ねてきたのです。

ところがそのクラブAは、数年前、何の前触れもなく突然閉鎖してしまったのです。
閉鎖当日、私は玲子さんからのメールで、その事実を知ることとなりました。彼女が出勤してみると、なんと事務所は鍵がかかったままで、店長にも連絡がとれないとのことです。
その一報を目にしたときとても驚いたのですが、一方で私は「とうとうきたか。。」と感じたことも事実です。

その日の数ヶ月前から、女の子が店への不満を口にするのをよく耳にするようになりましたし、新しく入ってくる女性の質は著しく低下していました。それらの現象から、「おそらくこの店はもうそんなに長くはもたないだろう。。」と、うすうす感じるようになっていたのです。

とはいえ、突然の閉店というあまりにも急転直下の出来事に驚かされたことは事実です。予想していたとはいえ、実際にクラブAの存在が消滅したという事実にはさすがに衝撃を受けました。
なによりも私に顔面騎乗の実践の素晴らしさを初めて経験させてくれた場でしたし、およそ3年にわたりお世話になったわけですから、その場が突然失われるというのは、なんとも寂しく、感慨深いものです。

ともあれ、エミさんや玲子さんとは既に長い付き合いで、連絡先もわかっていましたので、二度と会えないわけではありません。また、その頃の私は、すでにクラブA一本槍というわけではなく、他にも行きつけの店がいくつかありましたので、またゼロからのスタートという状況ではありませんでした。

でも、ひとつだけ心残りなことがあったのです。それはマヤさんという女性のことです。彼女はクラブA閉鎖の数ヶ月前に入店した新人女性でした。

彼女と初めて会ったのは、私がたまたま指名なしでふらっとクラブAに遊びに行ったある日のことです。
店長から、「今日は新人が来ているので、良かったらどうです?」と奨められたのがマヤさんでした。店長が差し出した写真を見てみると、スレンダーでキュートな女性がにこやかな表情で写っていました。私はいちもにもなくOKです。

店長に所定の料金を支払ってルームに向かい、たばこをふかしながら、わくわく気分で彼女の到着を待っていました。
しばらくするとチャイムがなり、マヤさんがルームに入ってきます。身長160Cmぐらいでスレンダーなプロポーションに、大きな瞳がとてもコケティッシュな印象で、写真以上に魅力的な女性でした。

お互いあいさつを交わし、まずはプレイの打ち合わせです。
なんと偶然にも、マヤさんにとって私はこの店で初めての客だそうです。道理で彼女は心なしか緊張気味の面持ちでした。私は彼女の緊張を解きほぐすためにも、つとめてフレンドリーに接します。
「SMクラブに来てなんだけど、実はSM苦手なんだよねー。顔面騎乗だけが好きなの。」と言うと、「ホントですかー?良かったあ、私も女王様って苦手なの〜。」と、まあ、マニアの方に聞かれたら「ケシカラーン!」と怒られそうな会話を交わしていました。

そんなたわいもないおしゃべりをしたあと、早速プレイ前のシャワーです。
私がシャワーを浴び終えてから、そのあとマヤさんが浴びるのですが、シャワールームから戻ってきた彼女はなんと裸でした。「ヘルスじゃないんだから裸はねえべ!」と私は内心思ったのですが、その見事なプロポーションに視線が釘付けになってしまったのも事実です。スレンダーなボディに、ほど良い肉付きのバストとヒップがつくるボディライン。特に胸の美しさには目を見張らされました。

私はいわゆる巨乳好きではなく、女性の胸に対する関心の強さは、おそらく世間一般の男性の中では平均を下回るぐらいだと思います。なにしろ顔面騎乗好きですから、胸よりもお尻の方が大好きでっす。
マヤさんは、そんな私でも「イイ胸だな〜。触りて〜っ。」と思わせるようなバストの持ち主でした。その形状を簡単に描写しますと、きれいなお椀型で、乳首はつんと上を向き、乳輪はやや小さめ、といったものです。
薄暗いルームの中で、私は彼女の美しいバストをまじまじと眺めていました。

やがて濡れた体を拭き終わったマヤさんは、下着を身に着けます。薄手のピンクのT-backとブラという悩ましいスタイルです。そしていよいよプレイ開始となりました。

私がルームのマットにごろんと横たわると、早速彼女は私の顔を跨いで立ちはだかります。そして、そのままスーッと腰を降ろし、私の顔にムギューっという感じで座り込んでしまいました。
私の顔には、柔らかいお尻の感触がほどよい圧迫感を伴って、心地良く感じられます。
マヤさんがマットに膝をついて、少しお尻を浮かせ体重をゆるめると、私は鼻から大きく息を吸い込みます。すると、私の鼻にぴったりとくっついているT-backのクロッチから、ボディシャンプーと彼女の匂いが入り交じった甘い香りが、鼻孔を刺激します。

その後も彼女は向きを変えながら、何度も私の顔に座ります。その座り方は、官能的というよりも、あっけらかんでノリノリという感じです。そのうち、プレイにのってきた私は、調子に乗って「パンツ脱いで直接座ってみてよ」と、これまたマニアの方から「ふざけんじゃねぇーっ」と怒られそうなことを、マヤさんにお願いしてみました。
するとマヤさんは「いいよ、ちょっと待っててね」と言って私の顔からいったん立ち上がり、マットの横でショーツを脱いで、なんとブラまで取ってしまいました。
クラブでは通常、女性が下着を脱ぐのは別コースなのですが、マヤさんはそんなことお構いなしです。

全裸になったマヤさんは、再び私の顔のうえに立って、露わになった股間を私の顔の上に近づけます。そして、次の瞬間、私の顔にはマヤさんの柔らかい局部がピッタリと覆い被さりました。
そこは、まわりのお尻や太股に比べてとても温かく、柔らかい感触です。それが私の鼻や口をやさしく包み込むのです。その濡れて柔らかくなった感触は、なんともたまらなく癒やしを引き出します。
彼女の股間は、スレンダーで程良い肉付きのプロポーションを持つ女性特有の、高度に完成された素晴らしい触感を私の顔に与えてくれます。この極めて説明の難しい触感の持ち主に出会う確率は極めて低いものなのです。

このプレイで私がマヤさんに夢中になってしまったことは言うまでもありません。
その後もマヤさん目当てに、クラブAに何度も連絡を入れます。でも、彼女は昼間の仕事が本業で、クラブAの出勤は週1回あるかないかといった状況でしたので、なかなか都合が合いません。
そのため、クラブAでマヤさんとプレイしたのは結局3〜4回ぐらいでした。

そして、クラブAは閉鎖の憂き目に遭い、マヤさんともそれっきりになってしまいました。

<以下 次号に続きます>


Happy Facesitting report22