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<前回からの続きです>
クラブA閉鎖の後、私は、クラブAに在籍していた女性達のその後の様子を、エミさんや玲子さんから聞いたり、あるいは他のSMクラブのサイトでクラブAにいた女性を見かけたりして、それぞれがあちこちに散っていく様子を目の当たりにしてきました。ところが、マヤさんの行き先だけは庸としてわかりません。
あの何とも言えない触感とノリノリの楽しいプレイが忘れられなかった私は、あちこちのSMクラブのサイトを覗いては彼女の行方を探してみたのですが、結局どのサイトにもその姿は見つけられませんでした。
おそらくマヤさんは、クラブAの閉鎖を機にクラブ勤めを辞めてしまったのでしょう。いつまでも未練がましく探してみてもしょうがありません。やがて私は気持ちを切り替えて、別のクラブやネットで出会った人達との新たなプレイを楽しむようになりました。
そして、クラブAの閉鎖から2年以上の月日が流れ、いつしかマヤさんの記憶も薄れていきました。
ところが、つい先日のことです!!
私が何気なく、某SMクラブのサイトを眺めていたときのことです。在籍女性のページに何やら見覚えのあるシルエットの女性の画像が掲載されていました。
目の部分にモザイクをかけられていてよくわからなかったのですが、全体的な印象がどうもマヤさんに似ているような気がします。
そう気づいたとたん、失いかけていたマヤさんの記憶が鮮やかによみがえってきました。その記憶を噛みしめながら、改めてその画像を食い入るように見つめてみたのですが、マヤさんのようでもあり、別人のようでもあり、どちらとも確信がもてません。
その画像の女性は「ユキ」という名前になっていますが、まあクラブでの名前など何とでもつけようがありますのでこれはアテになりません。
私はパソコンを前にひとしきりウンウンうなっていたのですが、ずっとそうしていても埒があきません。「とにかく行ってみるべ!」と即断即決です。
そのクラブは行きつけというほどではありませんが、何度か行ったことがありますので会員証は持っています。
私は、件の「ユキさん」の出勤予定日を見計らって、久方ぶりにそのクラブに電話をしました。そして「ユキさん」とのプレイを予約してクラブに向かいます。
受付で手続きを済ませた後、私は指定のホテルに向かいました。そして、部屋に入り「ユキさん」の到着を待ちます。
この頃の私は、クラブでは数少ないなじみの女性としかプレイしなくなっていましたので、クラブを訪ねること自体久しぶりといった状況です。おまけに、その日やってくる女性がもしかするとマヤさんかもしれないと思うと、待っている間の緊張感というか期待感たるやかなりのものでした。
しばらく部屋で待っていると、ホテルのフロントから連絡が入ります。「お連れ様がお見えになりましたー」との連絡に、さらに緊張が高まりました。さあ、果たしてやってくるのはマヤさんか?それとも全くの別人か?
部屋の外からエレベーターのドアが開く音がして、その後間もなくコツコツと足音が近づいてきます。そして、足音は私の部屋の前でぴたりと止まりました。(随分と安普請なホテルです。。。)
部屋のチャイムが鳴ったので、すでにドアの前に待機していた私は、ひと呼吸置いてから、おもむろにドアを開きます。
そこに現れたのは!?................。
部屋に現れた女性は、私の顔を見て「初めまして、ユキです。よろしくお願いします」と挨拶をしながら入ってきます。
私は、「こんにちは、よろしくお願いします」と応え、女性を部屋に招きいれました。
そして、私はベッドに腰掛け、ユキさんは荷物を置いて、ソファに腰掛けます。
「もしかして、クラブAにいたマヤさん.......。 かな?」と、私から声をかけると、やや緊張気味だった彼女の表情が一変し、「そうだよねえ、やっぱり○○さん(私のクラブAでの名前)だよね! 私部屋に入ったときそうじゃないかな〜と思ったんだ。久しぶりー、元気だった?最近どうしてるのー。」と堰を切ったようにしゃべり始めたのです。
彼女は、まぎれもなくマヤさんでした!
2年数ヶ月ぶりの再会です。私達は久々の再会に話題が尽きることなく、延々としゃべっていました。
彼女はやはり、クラブAが無くなってからは昼間の仕事一本で、クラブには所属していなかったようです。
ところが、つい最近転職したこともきっかけとなり、久しぶりにクラブに復帰することにしたそうです。そのクラブにはまだ入って間もないとのことで、たまたまタイミングよく私がサイトを見かけたという状況でした。まさに偶然の巡り合わせといったところです。
久しぶりに会った彼女は、相変わらずキュートです。
会話が一区切りついた後、数年ぶりのプレイを十分に堪能しました。あの、なんとも言えない独特の感触も当時のままです。マヤさんも久しぶりのプレイをリラックスして楽しんでくれているようです。
私たちは時間を忘れて心ゆくまで楽しい時間を過ごしました。。。
さて、マヤさんは今回のクラブでも出勤は月数回程度で、相変わらずプレイの機会は多くはありません。
でも今回は、すでに連絡先を交換していますので、万が一突然クラブが無くなっても、また再開できるでしょう。
もちろん、その店が無くならないことを望んではいますが、とりあえずはひと安心、といったところです。
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