小学生低学年の頃、「女性に顔に座られたい」との強い願望を自覚して以来、実際に体験するまでには10年以上もの歳月を要しました。
初めて顔面騎乗を体験したのは、大阪天満のY というSMクラブ。社会人になって間もない1990年初頭のバブル崩壊の時代です。(顔面騎乗を体験す①-初めてのSMクラブ訪問)
顔面騎乗未経験の期間が長かったためか、私の中には顔面騎乗プレイに対する具体的で確固たるイメージが既に形成されていました。
自分の顔を覆いつくす女性の股間の感触はどこまでも柔らかく温かく、その香りは花のように甘美でさわやか。顔に感じる女性の重みは適度で心地よい圧迫感。その柔らかく香しい股間に鼻と口を塞がれ呼吸をコントロールされる甘美なおしおき・・・。
そんな官能的な癒しの時間が延々と続くというイメージです。
ところが実際に体験してみるとそんな甘いもんじゃなかった。
SMクラブでの顔面騎乗は“ご褒美”ですから、それにありつくまでに女王様への屈辱的なご挨拶を強要され、意味不明の罵声を浴びせられ、不快な時間を過ごすことになる。
で、肝心の顔面騎乗は?というと、顔に全体重をかけられて痛くて重くてクサい思いをするわけです。
天満のSMクラブYで顔面騎乗体験にデビューしてからしばらくは、そんなひどい目にあうことがほとんどでした。
もしもそんな体験しかなかったのなら、私はSMクラブでの顔面騎乗プレイ活動から早々に撤退していたと思います。ところが実は、ごくまれにイメージ通りの甘く官能的な顔面騎乗を体験できることもあったんです。
こうなると、もうやめられまへん!
もとより願ってやまない顔面騎乗体験。ひどいプレイが続く中、たまに素晴らしいプレイを体験したりすると実は中毒性が増してくる。
ギャンブルと同じです。負けてばかりだとやる気も失せてしまいますが、負けが続く中でたまに大勝ちしたりすると中毒になる。
こうして私はギャンブル中毒ならぬ“SMクラブでの顔面騎乗プレイ中毒”的な症状に陥り、SMクラブ遍歴を重ねるハメになりました。
今回は、そんな自分が体験した数々のSMクラブやM性感等での体験について、記憶を掘り起こしながら書いてみようと思います。記憶があいまいで不正確な箇所もあるかもしれませんが、そのあたりはご容赦のうえ、昔話にしばしお付き合いください。
さて、私が初めて行ったSMクラブは、既に書いた通り大阪の天満駅そばにあったSMクラブY。別に名前を隠す必要もないので書きますが“夢楽園”という老舗のクラブです。
当時大阪にはSMクラブが何店かありました。この店のほかにも“愛影(「アイシャドウ」と読む)”とか“秘密基地”とか、あとは忘れてしまいましたが10軒前後はあったと思います。
いずれのクラブもSMスナイパー等の雑誌に広告を出しており、在籍女王様の写真やプレイ内容・料金が掲載されてました。そのプレイ内容にはどの店も“顔面騎乗”と明記されており、若かった私はその文字を見ただけで下半身がジーンとしびれるほどの興奮を覚えます。
その頃の私といえば、顔面騎乗に対する渇望がもう!あまりにも強すぎて、“顔面”という文字を見ただけで、“騎乗”という言葉を直ちに連想し、女性に顔に座られる妄想がモワモワモワ~とアタマに湧いてくるような始末。
“騎乗”なんていう競馬以外ではめったにお目にかかれない文字を見たりした日にはもう大変! 顔面騎乗体験の甘いファンタジーが頭の中を暴走します。
普通の人からすると、「なんで???」という感覚だと思いますが、当時の私はそれほどまでに顔面騎乗願望が激しすぎた・・・。(ガチのヘンタイですなー)
<次回へ続く>
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