<前回からの続き>
綾子さんは、都内在住、20代後半で身長165Cm、都心のデパートで働いている、というごく普通の女性のようです。
そんな人が顔面騎乗に興味を感じたとはいえ、なぜ私に連絡しようと思ったのか?
それは「初めての顔面騎乗体験だから相手は経験豊富で慣れている人が良いと思ったから」とのことでした。
彼女は合理的な考え方の持ち主で、それが率直な物言いにも表れています。駆け引きめいた言葉は一切なし。いつも屈託のないメッセージをストレートに伝えてきます。
とても興味深い女性で、私は早く会いたくなってきました。
ということで何度かメールをやりとりしてから、いよいよ会う約束を交わします。まだ暖かさが残る秋口の土曜日の午後、新宿で待ち合わせることにしました。
当日は朝から浮かれていたのですが、家を出ようと準備していると綾子さんからメールが入ります。見てみると、なんと朝から生理になってしまった、と・・・。
「ガビーン!」とショックを受けた私ですが、まあ、こればっかりはしょうがありません。残念ながら当日のプレイは見送りになりました。
でも「せっかく約束しているのでよかったら顔合わせだけでもしましょうか」ということになり、私は家を出て待ち合わせ場所に向かいます。
早めに新宿についた私は、東口にある喫茶店でコーヒーを飲みながら綾子さんの到着を待っていました。今日はプレイが流れたので、ま、ある意味気楽なもんです。
やはり初対面の直後にプレイが待っている状況というのは、多少なりとも気が重いものなんです。顔も姿も見たことなければ声も聞いたことない相手と、数時間後にはふたりでホテルにいる。そこで顔面騎乗される・・・。そう考えると、期待もあれば不安もあり、軽いストレスを感じます。
でも今日は顔合わせだけなので、そんなストレスとは無縁。生理と聞いた時は「ガビョーン(古・・・)」とショックを受けましたが、喫茶店に入ってからは気楽な気分でブラックコーヒーをズズズズーッとすすってました。
そうこうするうちに綾子さんからメールが入ります。新宿駅に着いたので今から向かうとのことでした。
さてどんな人が現れるのでしょうか?
<次回へ続く>