<前回からの続き>
最後は「5.コミュニケーション」。
黙ってひたすら舐め続けるよりも、時折言葉を交わしながら時間を過ごした方がやっぱり楽しいです。
例えばプレイの冒頭、まだお互い冷静な状態で顔面騎乗の体勢にあるときに会話を交わしてみる。顔に座り座られるといった非日常的シチュエーションで、日常的な会話を交わすというギャップは思いのほか刺激的です。
そのうちプレイがはじけてくると自然に言葉が口をついて出てきます。顔面騎乗クンニの最中、私からは、
「あまくて良い匂いー」
「お尻が柔らかくて顔が気持ちいい」
「ずーっとこのままの状態でいたい」
など、その時その時に感じたことを言葉にして相手に伝えます。顔に座られた状態でしゃべれるの?と思われるかもしれませんが、そこは手慣れたものでなんとでもなるんです。
プレイがのってくると相手の女性からも、
「あっ、そこ・・・。そこ気持ちいい」
「そう、それっ!そのやり方が感じる」
「それどうやって舐めてるの?教えてー」
「その舌の当たり方が最高!もっと舐めて・・・」
といった言葉が次々と口をついて出てくる。きっとそのやり方を続けて欲しい時にそれを伝えようとしているのでしょう。だからこれらの言葉を聴くことは極めて重要です。
もしも女性からこのような言葉が一切出てこないときは要注意。見当違いのやり方を延々と続けている可能性がありますゾ!
この場合は速やかに舐める場所や舐め方を変えて相手の反応をうかがう、あるいは舐められて感じる場所を相手に率直に尋ねる。これもコミュニケーションのひとつ。
ひとりよがりのクンニを黙々と続けるぐらいなら、どこをどうすればどのように感じるかを相手に聴いた方がはるかにマシでしょう。その答えは女性によって異なるので新たな発見があります。
当然ですが、女性がクンニをどう感じているかなんて男である我々は決して知りえないんです。クリトリスを舐められたときの気持ち良さなんて私には想像すらできません。
結局はそのときの相手の反応を観察したり言葉に耳を傾けたりして、相手の感覚を推し量るしかないんです。まあそれが限界でしょう。
でも女性の感覚はわからなくても、自分の顔の上から聞こえてくる女性の息使い、顔に感じる重みや圧迫感、女性器そのものの動きの変化。そういった相手の発するメッセージすべてを、自分の感覚として受け止めることはできるんです。
股間で顔を塞がれているときというのは、暗闇で何も見えない分それ以外の感覚が研ぎ澄まされて、相手の変化をより感じられます。
顔面騎乗クンニというのは私にとって、単に顔に座られて女性器を舐める、というだけのものではない。その行為を通じて、相手の女性を自分の感覚として受け止めること、相手を知ること、つまりコミュニケーションそのものなんです。
相手とのコミュニケーションがあるからこそ、非日常感や癒しといった顔面騎乗の魅力を感じることができるんです。これこそが顔面騎乗の探求を私が断念できない理由なのかもしれない。
・・・ということで話を元に戻しますと、顔面騎乗クンニの5つのポイント
1. 顔全体を使う
2. ソフトに徹する
3. 複数の方法を試す
4. 時間をかける
5. コミュニケーション
をご紹介しました。
では、これらのポイントを実際のプレイではどのように実践しているか?
<次回へ続く>