<前回からの続き>
2000年に差しかかろうとする時期。引っ越してから一人暮らしでなくなった私は、これまでのようにフェイスシッティングビデオを気軽に購入できなくなりました。
でもさしたる支障はなかったのです。なぜならこの頃にはインターネットで顔面騎乗の画像や映像を直接ダウンロード購入できるようになったから。
アダルト動画のダウンロード販売自体は以前からあったのですが、当初は映像が荒くてとても見られたシロモノではなかった。だからVHSビデオ販売がまだまだ主流でした。
ところがその後、ネット動画の画質が徐々に向上してきたので、供給側もビデオ販売から動画ダウンロード販売にメインストリームがシフトしつつあったのです。
私もその流れに乗って、フェイスシッティング動画ファイルの収集に軸足を移します。これらの動画は個別に購入するのではなく、BDSMやフェイスシッティング専門サイトの会員になって月額料金を払い、サイトの会員エリアからダウンロードする形で入手。
この当時(2000年台初頭から2010年台前半あたりまで)、このような会員制のフェイスシッティングサイトが多数ありました。例えば、次のような海外サイト群。
【イギリス】
Facesitting Bitches
Sit and Smother(閉鎖)
Deadly Females(閉鎖)
【ドイツ】
Smothe.de(現Facesitting Girls)
【ロシア(というかロシア人女性)】
Brutal Facesitting
【デンマーク】
femaledom.com
【アメリカ】
Smother.com
Men Are Slaves
MeanBitches
ほとんどのサイトは、日本円にして月額3千~5千円相当の会費でサイトのコンテンツ、つまり静止画や動画を見放題というシステムです。私はあちこちのフェイスシッティングサイトに加入して、数多くの顔面騎乗動画をダウンロードしました。
最初のうちは毎月素直に月額料金を払っていたのですが、多くのサイトでは入会金も無ければ長期加入のインセンティブもないため、複数のサイトに律儀に長期加入するのがだんだん馬鹿らしくなってきます。
そのうち気軽に入会・退会を繰り返すようになり、しまいには年に1回1ヶ月だけ加入して、過去1年分の新作動画を一気にダウンロードしてすぐに退会する、といった行動を各サイトで繰り返すようになります。
普通に考えて、一定の月額料金でダウンロード制限なしといったシステムであれば、多くのユーザーがこのような合理的行動に走るでしょう。
BDSMやフェイスシッティングといったニッチなマーケットでそのような行動が蔓延すると、当然ながらサイト運営者は儲かりません。その結果、良質なコンテンツが減少し、加入者離れが加速するという悪循環に・・・。
このような経過をたどり、最近では顔面騎乗に特化した毎月定額料金の動画配信サイトは相当廃れてしまったように思います。かつての勢いは全く感じられません。
その後、様々なビデオプロダクションの単体動画をバラ売りするCLIPS4SALEなども現れ、多くのフェイスシッティング・クリップが販売されるようになりましたが、値段がやや割高なためか、こちらも今ひとつ盛り上がりに欠けています。
これから先、顔面騎乗動画配信はどのようになっていくのでしょうか?
<次回へ続く>

顔面騎乗メディアの変遷⑧ ネット動画全盛期

EROTIC FEMALE DOMINATION.COM(eroticfemaledomination.com)より

EROTIC FEMALE DOMINATION.COM(eroticfemaledomination.com)より

Deadly Females(www.DeadlyFemales.com閉鎖)より

Deadly Females(www.DeadlyFemales.com閉鎖)より

Men Are Slaves(menareslaves.com)より

Men Are Slaves(menareslaves.com)より

Smother.comより

Smother.comより
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