顔面騎乗メディアの変遷⑦ 海外ビデオをネットで爆買い

アメリカのレスリングビデオに出会って以来、私の視線は海外に向かいます。

Windows95のヒットにより、ちょうど日本でインターネットの普及が進んだタイミングだったので、ネットで海外のフェイスシッティング情報の収集に熱中していました。そのくだりは以前書いた通りです（ネットにハマる① – 海外のFacesitting事情）。

この当時注目していたのは、Fetish.com（現在は閉鎖）なるビデオ販売サイト。IBNというFemale Domination（女王様）ビデオの制作・販売会社が運営していたサイトで、フェイスシッティングシーンを収録したビデオ作品群がサイト上で多数売られていました。値段は１本30～40ドル程度でしたので、１本２万円もする日本のSMビデオに比べると大変求めやすい価格です。

早速購入！と行きたかったのですが、海外のアダルトサイトに自分のクレジットカード情報を入力することにはどうしても抵抗がありました。そのため逡巡していた期間が結構長かったのですが、どうしても見たいビデオがあったので、ある時、意を決して初めてビデオを注文。

その時買ったのが「Facesitting Frenzy」と「The Controller」という２本のビデオです。Shipping（送料）含め２本で100ドルしないぐらいだったと思いますが、アメリカからの発送ですので到着までに２週間ほどかかります。

しばらく待っているとUPS（ユナイテッド・パーセル・サービス、米国の宅配業者）のパッケージに入った２本のVHSビデオが無事届きました。また、不安だったクレジットカードの方も怪しげなチャージはありません。何ら問題なくスムーズにビデオを購入できました。

これを機に私は、堰を切ったように海外のフェイスシッティングビデオの爆買いを始めます。

Fetish.com（IBN）からは引き続き何本も買いましたし、先に述べたJaguar Videoが運営するサイトGreeneyes.comからも顔面騎乗シーンがメインのミックスファイトビデオを次々と購入。さらにはカリフォルニアのDiamond International社が運営するフェイスシッティングサイト、Smother.comには一体何本のビデオを注文したかわかりません。

これまで顔面騎乗シーンをどれほど求めてもほとんど得られなかった。また、日本のＭビデオは高すぎて手も足も出なかった･･･。これら過去の重苦しい挫折感を退けるべく、夢中になってアメリカのフェイスシッティングビデオを買いあさります。

その結果、私の部屋のクローゼットにはそれらビデオがうずたかく積みあがる羽目になりました。当時一人暮らしだったのですが、付き合っていた彼女が部屋に出入りしていたので、バレないように隠すのもひと苦労。

最終的に、このビデオ爆買いにいくらつぎ込んだのでしょうか？ざっと30本以上は購入したので送料含め１本あたり5000円程度として15万円以上かかっています。

結局、これらのビデオは引っ越しを機にすべて処分するハメになったのですが、「ううっ、やっちまった･･･」という後悔はありません。自分にとってこのビデオ爆買いは必要なプロセスだったと思っています。

＜次回へ続く＞