<前回からの続き>
ロンドン市内のとある店に遊びに来た私たち。受付を済ませて地下へ向かう階段を下り、ドアを開きます。
すると中は100㎡以上ありそうな広い空間。そこにはセクシーなランジェリーに身を包んだ女性たちがなんと(おそらく)30人以上!四方の壁際にずらりと並んで座っています。
あまりの光景に度肝を抜かれた私が目を白黒させていると、女性を選ぶよう促されます。金髪碧眼もいればエキゾチックなタイプもいて、皆とても美しい。私は間近にいた長身スレンダーな女性を指名し、一緒に別室に向かいます。
彼女はギリシャ出身とのことでしたが、その店はギリシャ、イタリアなどの南欧やロシア、東欧の女性も多い、とのこと。
プレイルームに入るとそこは狭くて薄暗く、居心地は良くありません。とりあえず服を脱いでシャワーに向かいます。
シャワーから戻ってプレイを始めるのですが、内容はコンドームをつけてインサートするだけ。それ以外は一切なし。
私はダメ元で「Could you please sit on my face?(私の顔に座ってくれませんか?)」とストレートにお願いしてみるものの、さらりとかわされてしまいます。
結局、顔面騎乗なしコンドーム付きインサートのみで終了。きっと病気感染防止のため粘膜の直接接触は一切不可、ということなんでしょう。
ま、経験としてはそれなりに興味深いものでしたが「またぜひ行ってみたーい」ということはありません。なにやらアンダーグラウンドの世界に決死の覚悟で乗り込んで、ただ挿入するだけ、みたいなそこはかとない物悲しさを感じました。
イギリスでは当時(おそらく今も)、売春そのものは違法ではなかったようです。また、イギリスに限らずヨーロッパの多くの国では売春が合法のようですな。オランダのアムステルダムでは、まだ明るい時間帯から飾り窓の中でランジェリー姿の女性がクネクネ踊りながら、道行くオジサン達を誘ってましたねー。
その一方で、アメリカのように性的サービスそのものが非合法という厳しい地域もあります。
ところが日本だけが一風変わっている。ご承知の通り売春は非合法ですが、本番行為(挿入)を伴わない性的サービスは一定の条件のもとに合法という建て付け。
こういう国は世界の中でほかにあるのでしょうか?
<次回へ続く>
コメント
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