＜前回からの続き＞
私が綾子さんを待っていたのは新宿駅改札から5分ぐらいの喫茶店です。彼女が到着する頃合いを見計らって私は入口を注視しました。
入口からは外の光が差し込んでおり、逆光のため見えづらい状況。そのため女性らしきシルエットが見えるたびに「むむっ？ むむむっ！ あの人かーっ！？」と緊張が走ります。
何人かの客が出入りした後、ひとりの女性のシルエットが私の席に近づいてきます。そして「こんにちは、オオノさん・・・ですよね？」と声をかけてきました。
そこに現れたのは、髪の長い、長身でスリムな、和風の顔立ちの、超超！魅力的な女性でした。事前の予想をはるかに上回る女性がやってきたので、私は「うそでしょー！」と驚きを隠しきれません。
とにかく席を勧めて飲み物を注文します。改めて挨拶を交わし、会話を始めました。これまでのメールのやりとりですでにお互いの理解も深まっており、話はすぐに盛り上がります。
綾子さんは私のようなサイト運営者に連絡したのは初めてで、ましてや実際に会うなんて考えたこともなかったそうです。そもそも見知らぬ男性にこんな形で会うことも未経験のようでした。
また、顔面騎乗に特別興味があったわけではなく、たまたま私のサイトにたどりついて女性が男性の顔に座る行為があることを知り、興味がわいたそうです。
彼女のような、顔面騎乗も知らない見知らぬ男性に会ったこともない、そんな女性が今なぜ私と会うことになったのか？
それが不思議でした。
＜次回へ続く＞
自分のサイトを通じて出会う④ – いよいよ初対面
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