風俗店で危機一髪⑤ 恐怖のエレベータ再び

顔面騎乗体験

前回からの続き

 

店の外に並んで待たされるのはまっぴらごめんだったので、帰ろうとする私。

 

たった今乗ってきたエレベータにそのまま乗り込んで1階のボタンを押します。

 

すると子分らしき小太りチンピラが靴も履かずに飛び出してきて、なんとエレベータに飛び込んできたのです!

 

そのままドアがスーッと閉まり、エレベータは1階に向かいます。

 

その間、小太りチンピラは「てめぇっ!このやろう。ふざけやがって。何度も電話したあげくに冷やかしかよ! なめんじゃねえぞー」と口走りながら私に蹴りを入れようとします。

 

私はエレベータの狭い空間の中で恐慌状態に陥りました。

 

「すいません、すいません、すいませーんっ!」と謝りながら、何とか蹴りをよける。

 

エレベータが1階につくやいなや私は建物の外に飛び出しました。相手は靴を履いてないのでさすがに追いかけてくることはありませんが、留まるわけにはいかない。

 

「助けてーっ」と叫びながら夜の池袋を疾走する私。道行く人々は「一体何事か?」と思ったことでしょう。

 

池袋駅の階段を駆け下りて、JRの切符売り場にたどり着いた私はようやく人心地つきます。

 

「ひえーコワかった〜。一体何だったんだ? 今のは。でも今回も何とか無事だったぞ〜。ああ良かった!」などと考えながら帰途につきます・・・。

 

こんなことが起きるなんて今では考えられません。あっという間にネットで拡散し、店の評判はガタ落ちでしょう。

 

ところが当時はネットがない時代。店側の理不尽な対応を告発する手段はありません。それゆえこのような少々荒っぽい振る舞いはそこら中にあったと思います。

 

おそらくRの店員(パンチパーマ・ブラザーズ)は、私が電話で何度も道順を確認してきたあげくに、非常階段に並んで待てという店の指示に従わず、あっさり引き上げようとしたことにキレてしまったんだと思います。

 

気持ちはわからんでもないけど、普通はやりませんよね?

 

私の望みは、魅力的な女性による顔面騎乗を体験してみたいだけなんです。それ以上の望みはありません。にもかかわらずなぜこんな理不尽な目にあわなきゃならないんでしょうか?

 

それからしばらくはSMクラブにもM性感にも到底行く気になれず怯えて暮らしていました。(というのはちょっと言い過ぎかな?)

 

次回へ続く

 

風俗店で危機一髪⑤ – 恐怖のエレベータ再び

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