貴重な経験(1)

ごく最近のことですが、なかなか得がたい経験をすることができました。
もちろん顔面騎乗体験です。それは、ある女性から届いた、次のようなメールがきっかけでした。

「初めまして、私は都内に住む30代の女性です。HPとても興味深く拝見しました。
私自身は顔面騎乗にとても興味があるのですが、相手の男性にとても失礼なことと思っていました。
でもこのサイトを見て、"喜んで"座られたいという方がいらっしゃることに驚き、ちょっと喜びました。
でもそんな機会は今まで全く無く、ダンナにも当然言えません。できれば、一度経験してみたいです。」

...とのことです。
私は「フムフム、ダンナさんがいるということは人妻さんか〜。」などと考えながらさらに読み進めると、次のような一文が書かれていました。

「一度経験してみたいので、よろしければお願いできますでしょうか?
私はダンナ・子供ありです。しかも、お腹にも子供がいます。妊婦じゃまずいですかねえ(笑)」

.....!?
なんと、妊婦だと言うのです。私はそれを見て少々混乱してしまいました。
「人妻というのはまあヨシとしよう。子供がいるというのも別に問題ない。でも妊娠中っていうのはどうなんだろう? そもそも妊婦さんと顔面騎乗プレイなんかして大丈夫なのかな〜?」という感じです。

私には子供がいませんし、自分の周りに妊娠中の女性が居たことも今まで無かったので、妊婦の体の状況は全く知りません。
万が一にでも、プレイ中に「生まれる〜」なんてことになったら大変ですし(もしかして知らなすぎ?)、そうでなくても大きなお腹を抱えてプレイ中に転倒でもしたら、とんでもないことになってしまいます。
普通の女性に比べて事故が起こる可能性がはるかに高いため、私はこの申し出にどう対応すれば良いのかとっさには判断できず、しばし考え込んでしまいました。

で、しばらくつらつらと考えてみたのですが、おそらく彼女は自分の体の状況をわかったうえで、そのように申し出ているのだろうと判断し、体調面で問題なければ断る理由はない、との結論に至りました。
それもありますが、これはとても貴重な経験をできるまたとないチャンスだ、と思ったのも事実です。(不謹慎かもしれませんが...。)

というわけで、件の女性に「私でよろしければ顔面騎乗をご経験なさってみてください。」と返信したのです。
こうして私は、この人妻 洋子さんと、メールのやりとりを始めることとなりました。

ともあれ、私としては彼女の体が本当に大丈夫なのかどうか気になって仕方がありません。ですので体の状況を懸念していることを再三に渡り洋子さんに伝え、結局いわゆる「安定期」に入る頃に会うことを約束しました。
そして会うまでの間は何度もメールのやりとりを繰り返し、お互いの理解を深めていったのです。

彼女がこのサイトを見たのは、次のようなきっかけでした。
「昨夜、なんとなくHな気分になり、"顔面騎乗"で検索をかけてみて、偶然あなたのサイトを発見しました。
(私の場合、妊婦になってからHな気分になることが多いです。でもダンナは普段疲れすぎているのか、あまりHな気分になることもないようです。)
確か最初にコラムの内容がヒットしたのですが、単なるエロサイトとは違ってとても興味深い内容が書かれていて、その他のページも一気に閲覧させていただきました。
で、そのままの勢いでメールを送らせていただきました。
Hなサイトを見るのは大好きでも、自分から情報を発信したのは初めてのことですので、自分でも少し驚いています。
また、お返事をいただけるまでは正直言ってかなり不安でした。
お返事をいただいた今も、ドキドキしています。」

なんと洋子さんは、「顔面騎乗」というキーワードでサーチしたとのことでした。つまり顔面騎乗という行為を明確に意識して当サイトにたどり着いたということです。女性の場合、Yahoo JAPAN!のディレクトリから、なんとなくこのサイトにアクセスする人が大半だろうと想定していましたので、この答えは私にとって意外でした。
では、彼女はどんな経緯で顔面騎乗に興味を持つようになったのでしょうか? 彼女の言葉によれば、次の通りです。

「私が顔面騎乗に興味を持ったのは、単に"気持ちよさそ〜"という単純な理由からです(笑)
最初の彼氏と見たAVで顔面騎乗の存在を知りました。それを見て私はすごく興奮したのですが、その彼は興味なさそうでした。その後の彼氏もクンニは好きだったようですが、顔面騎乗の趣味はなく、結局今まで未体験です。だからますます"やってみた〜い"という欲求はつのってしまって....。
最初のメールでもちょっと書いたと思うのですが、人様のお顔の上に座るという行為はやっぱりとても失礼で、男の人は"しょうがないから我慢してさせてやっている"と思っていました。
でもyujiさんのHPを見て、純粋に座られるのが好きな人もいるんだとわかって、良い意味でショックを受けました。
ちなみに私もSMには興味ありません。自分をSとも思っていません。」

...とのことです。
女性の場合でもAVなどがきっかけでフェチに目覚めるようなこともあるんだな〜、と私は興味深く彼女のメールを読んでいました。
ま、私自身は彼女が驚いたように、喜んで顔に座られたい性質ですから、彼女にとって初めての体験相手としては適しているのでしょう。顔面騎乗体験もまあそれなりに豊富です。

しかしながら、経験豊富といえども妊娠中の女性との経験は今までありません。いったいどんなプレイになるのでしょうか?
洋子さんは、妊娠前は163cm、45kgで、ごく標準的なプロポーションとのことでしたが、今は毎週体重増加中らしいです。そう聞かされても、私にはまったくプレイのイメージができません。洋子さんにそのことを率直に告げると、彼女曰く、
「今、お腹がかなり大きくなっています。全体的に太っているというわけではないですが、頭の方を向いて座ろうとする時には私の顔がお腹にかくれてぜんぜん見えないでしょうね。
下から見上げると、普段見なれない不思議な光景だと思います。こちらも期間限定の身体ですので、お互いに楽しめるといいですね。」
とのことで、私は「なるほどねー」と納得です。

そんなメールをやりとりしているうちに、いよいよ待ち合わせ当日を迎えました。

<以下 次号に続きます>


Happy Facesitting report24