着衣のままで

エミさんには、彼女がクラブAを辞めてからも、プライベートでたまに付き合ってもらっていました。
プレイに限らず、お茶を飲んでお話しするだけとか、夜食事を共にすることもあります。頭の良い人ですし、話し方とか、声やしぐさがとにかく色っぽい女性です。
細く長い付き合いが続いており、私の顔騎スタイルに対する良き理解者といえる人です。

あるとき、久しぶりにプレイのお誘いをして、半年ぶりぐらいに会うことになりました。
そのとき、私からエミさんに、当日自宅でシャワーを浴びてきてもらうようリクエストをしたのです。
いつもは、ホテルに入ってシャワーを浴びてからプレイ、という段取りなのですが、今回はシャワータイムを飛ばして、着衣のままプレイに入りたい、と思ったのです。
ということで、私も当日自宅でシャワーを浴びて待ち合わせ場所に向かいました。

待ち合わせ場所に現れたエミさんは、黒のスーツに白いコート姿で、相変わらず艶っぽい雰囲気をかもし出しています。そのままふたりでホテルに向かい、その界隈では比較的有名なゴージャスなホテルに入りました。
部屋に入ると、なんとメゾネットになっており、ベッドルームへ行くのに階段を使うという構造です。ベッドルームは下の階になるのですが、上を見上げると吹き抜けのため天井が高く、部屋も広々として、とにかくゴージャスです。

エミさんは、ベッドルームに入り、コートをかけてからベッドの端に腰掛けました。私はエミさんの前に来て、床に座り、ストッキングに包まれたふくらはぎをマッサージしたり、膝にキスをしてみたり...。いつもとは全く異なる趣向で唐突にプレイに入ってみます。
エミさんの両膝の間に顔を押し込んでみると、タイトスカートの奥には、黒いストッキングに包まれた白いショーツが目の前にぼんやりと浮かんでいます。私の両耳は、エミさんの太股に挟まれて、ストッキングのざらっとした感触を感じます。スカートの中にこもる甘い香りが鼻をくすぐり、一刻も早くエミさんの股間に顔を埋めてしまいたい衝動にかられ、私はスカートのさらに奥へ顔を押し込もうとします。
私がそんないたずらをしているのにもかかわらず、エミさんはなすがままです。

ひとしきりいたずらをすませた私が、スカートの奥から顔を抜くと、エミさんは笑みを浮かべながら立ち上がり、ストッキングを脱いで、今度はベッドの横のソファに腰掛けました。ソファというよりもゴージャスなベンチという感じです。
私は、ベンチの前の邪魔なテーブルを蹴っ飛ばしてどかし、エミさんの足元に仰向けになります。そして、エミさんの両足の間に頭を置いて上を見ると、ベンチの端から伸びるエミさんの太腿の裏を下から見上げるような体勢になります。エミさんはベンチに浅く腰掛けているため、スカートの裾から白い太腿がすっと二本伸びているのがよく見えるのです。それは、普段目にする機会が少ない、とても貴重なアングルです。女性の体のラインの美しさを実感できる視点です。

さて、いよいよ本日初の騎乗の瞬間です。
エミさんは私の顔の両側に足を置いたまま、ベンチから腰を浮かせて少しずつ前にずらし、私の顔の真上に股間を移動させます。すると、スカートの裾が下に垂れてきて、その奥の光景が忽然と姿を現しました。純白のショーツに包まれたエミさんの股間が私の目に飛び込んできます。その神々しいほどの美しさにはためいきが出そうになります。やがて、白いお尻がゆっくりとゆっくりと顔の上に近づいてきて、柔らかく顔の上に着地しました。

その瞬間、私は癒しのスイッチが入ってしまい、思わず声をあげてしまいそうになりました。いつものエミさんの香しい芳香が、鼻を通して私の体にすっと入ってきたのです。
エミさんは、私の顔に座ったままベンチの端にもたれかかり、ひじで体を支えていたので、私の顔にはとてもやわらかく微妙な重みが加わります。それゆえに、ショーツのクロッチ部分の香りを十二分に堪能することができるのです。

エミさんはいつも、何ともいえず甘い花のような香りをさせているのですが、今回はシャワーを浴びてから多少時間が経過しているためか、さらに香りが増幅されているような気がします。そのため、まるでアロマテラピーのような香りの癒し効果を感じることができるのです。
この心地よい香りに加えて、股間のやわらかい感触がやさしく顔を包み込むのを感じ、丸みをおびた白いお尻がぼんやりと目に映る中で、徐々にストレスから解放されていくことを感じます。

私にとって、これほどまでに癒しを得られるものがほかにあるのだろうか?と考えることがあります。
例えば、私は経験ありませんが、もしかするとドラッグにもこのような効果があるのかもしれません。でも、もしそうならば私は全くドラッグいらずです。なにしろ、女性に顔に座られるだけで、癒されてストレスが消えてしまうのですから。
まったくもって自分でも不思議な体質だと思うのですが、良い方に考えれば恵まれているのかもしれません。

さて、ひとしきりベンチの前で楽しんだあと、今度はベッドに移動しました。
私がベッドに横たわると、エミさんは私の胸に静かに跨ります。そしてベッドに膝をついたまま前方に移動し、顔のうえに股間を運んでくると、今度はそのまま膝を両サイドに広げ、大きく股を開いた状態で、股間を私の顔に密着させるのです。私の眉間から顎のあたりまで、エミさんの股間にぴったりと蓋をされたような状態になりました。とはいえ、エミさんは微妙に体重をコントロールしているので、呼吸困難に陥ることはありません。引き続き、甘い香りと柔らかい感触を存分に味わいます。

次は反対向きに座られます。エミさんが私の足の方に顔を向けて座り直します。
このように前、後と交互に向きを変えながら顔面騎乗を楽しむのです。私はどちらのスタイルも好きなのですが、強いてあげれば、お尻を顔に向けられて座られる(後ろ向きの)形が好きです。そのほうがなんとなくおさまりが良い感じがしないでもありません。女性の方もその形の方が座りやすいという意見が多いのですが、エミさんはどうやら「前向き」派のようです。

向きを変えながら楽しんでいるうちにあっという間に時間が経ってしまいました。すでに2時間近くたっていましたので、私は顔の上に乗っているエミさんのお尻をひょいと持ち上げて、「そろそろ終わりにしましょうか」とエミさんに声をかけると、「えーっ、もう終わり?」との返事です。
「じゃあもっとやる?」と聞くと、「フィニッシュはしないの〜?」とのことです。
私はプレイのときフィニッシュをしたりしなかったりで、あまり気にも留めていませんでした。

エミさんは「お尻の下で、"あ〜"とか"うっ"とかいう声を聞いてると、Sモードになっちゃうんだよね〜」と言いながら、私が持ち上げたお尻を、再び顔のうえにむぎゅ〜っと押し付けてきます。
「じゃあ今日はいっちゃうかな〜」と考えていると、エミさんは「ねえ向き変えてもいい?」と言いながら後ろ向きのスタイルから前向きに座り直しました。
そして、私の鼻と口を股間で塞ぎ、「お尻の下でイク顔見た〜い」と言いながら艶めかしい表情で私の目を覗き込んでくるのです。

そんな悩ましいリクエストには、お応えしなければなりません。
エミさんに見つめられながら、お尻の下でフィニ〜ッシュ!......、で、深いため息の私。。。
エミさんはそれを見て本当にうれしそうに声を出して笑っています。「これがあるからやめられないんだよねー」という最後のひとことが、とても印象的でした。
それにしても女性は男のフィニッシュを見たいものなのでしょうか?


Happy Facesitting report09