顔面騎乗を体験しよう-男性向け(2)

<前回からの続きです>

このサイトを立ち上げてから、私のもとには「顔面騎乗してくれる女性に出会うには一体全体どうすればよいのか?秘訣を教えて欲しい!」といった男性からの質問が、少なからず届きます。

でも、残念ながら私は何も特別な策を弄しているわけではありませんし、そんな「秘訣」があれば私が知りたいぐらいです。私が実践していることといえば、いろんな掲示板を試しながら、地道にメールのやりとりを重ね、現在も試行錯誤を繰り返しているのです。それはこれまでのコラムに書いた通りです。

もし私に何らかのアドバンテージがあるとすれば、それは前回延々と述べたように、顔面騎乗への渇望に裏打ちされた行動力なのかもしれません。加えて、経験を重ねることにより、言葉では説明し難い勘所のようなものが多少身についたということもあるでしょう。
取り組みそのものは、当たり前のことを普通にやっているだけで、ごく一般的なアプローチだと思っています。

ともあれ男性の中には「なんとか経験したいんだけど、何をどうすれば良いかわからない!」といった切実な訴えをされる人もいます。そのような人に何かサポートできないものかと考えてみたのですが、やはり直接的なお手伝いはできません。
あえてアドバイスするなら、まずはSMクラブに行ってみてはいかがでしょうか? という普通の提案になってしまいます。

私自身も顔面騎乗体験のスタートはクラブでしたし、そこで様々な女性とのプレイを重ねてきたことにより、男の顔に座る女性の心境のようなものを肌で感じるようになってきたと思います。
最近のクラブは昔と違って「イイ女」がたくさんいますから、まずは第一歩として彼女達とのコミュニケーションを通じて教えを乞うのが、実は極めてまっとうなアプローチだと思います。

でも、たとえば私がそう申し上げると、やれ「田舎に住んでるからSMクラブがないー」とか「クラブに行くお金がないー」とか、そういう言葉が返ってくることがたまにあるんですなー。
そんなこと言われても、じゃあ「東京や大阪に来ればクラブはありますよ」とか「頑張ってお金を稼いでください」としか言いようがありません。このような実りの無いやりとりには、なんとも消耗させられてしまいます。

ぼやきついでにもっと言えば、これはごくたま〜になのですが、なんと「顔面騎乗してくれる女性を紹介して欲しい」という、ものっすごい直球のメールが届くこともあります。それを見た私は、椅子から転げ落ちて机の角に頭をぶつけそうになったことがマジで何度かありました。。。
「一介のサラリーマンに過ぎない私に、一体なぜそのようなリクエストを???」と、困惑することしきりです。さて、このあまりにもひねりのない不可解な申し出に、私は一体どう対処すれば良いのでしょうか?(教えてください!!)

何度も言いますが、私には女性を調達する特別な手段など何もありませんし、いわんや他人に女性を紹介・派遣する能力など持ち合わせていようはずがありません。
ですので素直にSMクラブ等をご利用いただくようお願いしたいな〜と思っています。

もっとも、このような申し出をまったく理解できないわけではありません。女性に顔面騎乗されたい、という気持ちは痛いほどわかりますし、おそらくSMクラブに行ってはみたものの、満足できるプレイにならなかったのでしょうね。
若い男性であれば、「寂しいフトコロの中から思い切って大枚はたいてクラブに行ってみたのに全然ダメだった。。チキショー。」という無力感に打ちのめされているのかもしれません。(かつての私のように。)
そこで思い余って、顔騎サイトの運営者たる私に、無理を承知で「女性を紹介してほしい」とメールしちゃったんでしょうな、きっと。 その心境はわからなくもありません。

しかしながら、率直に言って、そんなことをアカの他人に頼ろうと考えているようでは、到底成功には覚束ないでしょう。
若い人ならなおのこと、自分で事態を打開できるだけの力を身につけていってもらいたいものです。
成功を望むなら、まずはSMクラブに通えるだけの財力を獲得するべきでしょう。顔面騎乗を体験することなど、金を十分稼げるようになってからでも遅くはありません。なんら焦る必要はないのです。

金ができたら、とにかくクラブに通ってみてください。そして、クラブの女性に自分の願望をきちんと伝え、彼女達に気に入ってもらえるよう努力するのです。
何も土下座して「顔に座ってください〜」と懇願する必要などありませんし、逆に「オレは客だ、金払ってんだぞ!」と意気込むこともありません。ごく自然体で、一般の女性に接するように、一定の節度を保ちながらもフレンドリーに対応すれば良いのです。

そうやってスムーズに会話が成立するようになれば、今度は自分の願望を相手に理解してもらえるようにきちんと整理して説明します。相手の反応を窺いながら、適切な言葉を選択し、自分の願望を理解してもらうことに全力を傾けるのです。
そうすれば、きっとあなたの望みをわかってもらえるでしょう。理解してもらえたら、彼女達はプロですからきっちり「仕事」をしてくれるはずです。好印象を持ってもらえたら、プラスアルファのサービスも期待できるかもしれません。

最悪なのは黙っていることです。自分の願望を相手に十分伝えないままプレイに臨み、結果満足できなかったとしても、それはあなたの責任です。
まあ、はじめのうちは緊張したり、恥ずかしさを抑えきれなかったりで、自分の気持ちを素直に表現できずに失敗することもあるでしょう。また、当然ながらクラブの女性の中にもたまにヘンなのはいますから、ちゃんと説明したにもかかわらず失敗することもあろうかと思います。
でも、このような失敗を重ねていくうちに、自然と自分の言葉が作られてくるでしょうし、相手を見る目も養われていくでしょう。そうなれば、やがてはクラブで満足できるプレイができるようになるはずです。

掲示板などを通じて一般の女性と出会い、プレイに臨むのは、そうなってからの話です。
そもそもSMクラブで満足に顔面騎乗してもらえない人間が、初対面の一般女性にちゃんと顔に座ってもらえるはずなどあるわけないじゃないですか。
まずは経済的に自立したうえで、身銭を切ってクラブに通い、そこでのプレイで成功をおさめてください。クラブで経験(修行?)を積んでから、一般の女性との出会いに移行しても遅くはありません。
もし、あなたがクラブで満足のできるプレイができるようになれば、もはや私のアドバイスなど必要としなくなるはずです。 まず間違いなく、自らの力で一般女性との出会いを果たすことができるようになるでしょう。

...なんだか「顔面騎乗道」みたいになってきました。
これはあくまでも悩める若い男性のみなさんに対するメッセージです。分別ある大人の男性にとっては自明の事ばかりですね。(失礼しました。)

もっとも、偉そうに大口叩いてますが、私自身もまだまだ模索中の身なのです。
相変わらず無様な失敗を繰り返していますし、「こうすればこうなる」という答えなんて持っていません。
「アイツはなんだかうまくやってそうだぞ」と思っている人も、もしかするといるのかもしれませんが、決してそんなことはないのです。

確かに私は、これまで良いパートナーに恵まれ、顔面騎乗体験に癒された瞬間はありましたし、おそらくこれからもあるのでしょう。
けれども根源的な「顔面騎乗への渇望」は、それが私にとってのファンタジーであり続ける限り、永遠に癒されることはないはずです。その満たされない渇望に突き動かされている以上、幾多の失敗を重ねながらも体験を求め続けるほかありません。
そして、この満たされないがゆえのエネルギーを、このサイトのメッセージにぶつけていくことになるのでしょう。 (なんだか可哀相な私です。。。)

このように迷える私が人にアドバイスするなんておこがましい限りですが、ともあれ「顔面騎乗を体験してみたいけど、どうすれば良いかワカラン!」という若い人に一言申し上げるなら、まずはSMクラブで成功体験を積んでください、ということです。
もちろんそれに先立ち、財布と気持ちの余裕を獲得することが先決ですので、まずはそのための努力をするべきでしょう。
そして、この際人に頼ろうなどという甘い考えとはきっぱりと縁を切り、自力で問題解決にあたるよう、考え方を切り替えていただきたいと思います。

顔面騎乗体験は我々にとってファンタジーそのものですが、いざ行動を起こすときはファンタジーに溺れていてはいけません。実現に至るまでは、タフな精神とクールな思考でコトに臨んでください。あくまでも女性に対する最大限の配慮が優先すべき事項であることをお忘れなく。

若い皆さんが、いつか成功されることを心よりお祈りしています。


Happy Facesitting Column22