トップ > コラム > 女性にとっての顔面騎乗 | Happy Facesitting |
私のように顔面騎乗にファンタジーを見出す男が少なからず存在する一方で、男の顔に座るのが好き!という女性もいるかと思います。また、座ったことないけど、経験してみたいという女性もいることでしょう。
私がこのサイトを立ち上げてからまださほど経っていないにもかかわらず、メールやアンケートを通じて、思いのほか多くの女性からコメントやご質問をいただいています。顔面騎乗に関心を寄せている女性は、もしかすると意外に多いのかもしれません。
私はいつも自分が顔面騎乗される立場ですから、座られる楽しみは実感として理解できるのですが、座る立場である女性の感覚は当然ながらわかりません。
でも、プレイの際に相手の女性が楽しんでくれていることは十分見て取ることができますし、プレイの後どんな感覚だったか尋ねることで、座る女性の感覚をなんとなく理解できてきたような気がしないでもありません。
というわけで、今回は私のこれまでの経験を踏まえ、女性にとっての顔面騎乗の魅力について考えてみたいと思います。(無謀かもしれませんが)
まず顔面騎乗は、フィジカルな面で女性の感覚を刺激する、ということが当然ながらあるでしょう。
考えてみれば、人の顔というのは、堅いおでこの下にくぼんだ眼窩が続き、中心部にはやや固い鼻の突起、その両サイドは柔らかい頬が続き、鼻の下には口があるなど、とにかく複雑な形状をしています。
その顔の上に座ることによって、女性の最も敏感な箇所を密着させるわけですから、顔の凹凸で物理的な刺激が加えられることになります。その刺激は、普通に考えれば女性のフィジカルな快感を誘引するはずです。
なにしろ、顔に座ることによって、女性の股間全体に、堅さと柔らかさが入り交じった微妙な感触やぬくもりが伝わりますし、お尻の下の鼻や口が呼吸をするたびに、熱くて荒い息づかいが感じられるわけですから、不快感を覚える相手で無い限り、単純にフィジカルな快感はあるのではないでしょうか。
下着を着けたまま顔に座ると、これらの刺激がダイレクトに伝わるのではなく、やわらかく感じられることでしょう。ゆっくりとした、ともすればもどかしさを感じるぐらいの微妙な感覚が、下着の布一枚を通じて敏感な箇所を刺激します。その柔らかい刺激が、徐々に押し寄せるため、長時間にわたって楽しめるのではないかと思います。
下着を脱いで顔に座ると、今度は顔の凹凸が、股間の敏感な部分をダイレクトに刺激します。男の鼻や口に直に接触するわけですからクンニリングスと同じですが、女性上位の体勢ですので、自由に動きながら敏感な箇所を顔に押し付けることが可能です。下着をつけた状態とは異なる直接的な刺激を味わうことができるでしょう。
おそらくこの刺激は、SEXで得られる感覚とは随分違うのではないでしょうか。SEXでのフィジカルな刺激は、女性の全身を隈なく責め立て、最後にはインサートにより体の内部にも刺激が加わるわけですが、顔面騎乗は股間と顔の接触をメインとした局所的な刺激に終始します。その意味ではSEXと比べるとインスタントな刺激といえます。つまり、顔面騎乗は女性にとって比較的にお手軽にフィジカルな快感を得られる行為ではないかと思います。
一方、メンタルな面での感じ方は、人それぞれだと思います。
男性の顔という大事な部分に跨ることにより征服感を覚え、相手の呼吸をコントロールするサディスティックな感覚に満足する人もいるでしょう。また、露になった股間を顔に押し付けて局部やアナルを奉仕させることで、優越的な立場を楽しむこともできるでしょう。女性にとっての顔面騎乗には、このようなサディスティックな感覚が呼び覚まされることによるメンタルな高揚感が、程度の違いこそあれ間違いなくあると思います。
Sの資質がまったく無いように思える女性でさえも、顔面騎乗の体勢になるとサディスティックな表情を見せる瞬間があるのです。
逆に、男性の顔の上で恥ずかしい部分を広げ、自ら密着させることへの羞恥心が、M的な刺激につながる場合も、もしかすると女性によってはあるかもしれません。寝そべっている男の顔の上で、あられもないポーズをとらされ、下からじっくりと見つめられるわけですから、その恥ずかしさは普通のクンニリングスの比ではないでしょう。それがマゾヒスティックな感覚を刺激する面はあると思います。
あるいは、このようなS的な感覚とM的な刺激が交互に訪れ、SEXでは得られない倒錯的な感覚に陥るかもしれません。
そもそも、人の顔に座るなんてことは通常のSEXの中で行われるものではありませんし、ましてや普段の生活においてはほぼありえないことです。このような非日常的な行為に踏み込んだことに対する複雑かつ倒錯的な感覚があるのではないでしょうか。
この感覚は、男の顔に座っている自分の姿を見ることによって、さらに強まることでしょう。顔面騎乗している自分自身の姿を鏡に映して見ると、その非日常的な美しさにおそらく惚れ惚れとするのではないかと思います。現に顔面騎乗している姿を鏡で見るのが好き、という女性は多いと感じます。
このように、顔面騎乗とは、女性にとって通常のSEXよりもお手軽にフィジカルな快感を得られ、加えてSとMとが入り交じった非日常的な感覚に陥ってしまう、悩ましくも美しい行為ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
私は、同じパートナーと何度もプレイを重ねることが多いのですが、振り返ってみると、相手の女性は一様に顔面騎乗の経験を重ねていくにつれ、美しさを増しているような気がします。
こじつけかもしれませんが、もしかすると、顔面騎乗という非日常的な体験の積み重ねが女性の魅力を高めることに一役かっているのかもしれません。(それとも私の錯覚でしょうか?)
いずれにしましても、多くの女性に顔面騎乗を体験してもらい、その魅力を知っていただきたいと思います。
今回書いたことは、あくまでも私が今までの経験を通じて「おそらく女性はこんな感覚だろう」と考えていることをまとめたものです。当事者である女性にしてみれば、異論もあるかもしれません。女性によって感じ方もさまざまで、私もいろんな方に教えられることが多いです。
その意味でも、女性からのご意見・ご感想をいただければ、と思います。メールまたはアンケートのコーナーからご意見・ご感想をお寄せくださいますようお願いします。
<<Prev | <トップ> | <コラム Top> | Next>> |