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<前回からの続きです>
女性の立場からみた金銭介在は、いわばプレイの口実にもなるのではないかと思います。
やはり女性にしてみれば、恋人でもない男とフェティッシュなプレイに興じることには、心理的な抵抗感が多少なりともあるのではないでしょうか。金銭介在には、この抵抗感をやわらげる効果があるのではないかと思います。
お金のため、というとミもフタもありませんが、まあそれに近いような、ひとつのエクスキューズになるはずです。このあたりの感覚は想像に過ぎませんが、まったくの見当はずれではないと感じています。
以上のように、良いことずくめのような「金銭を介した関係」というスタイルなのですが、では果たして金額をどの程度の水準に置くのが適当なのでしょうか。この点が正直最も悩ましいところなのですが、少額すぎず高額でもない水準で考える、としか言いようがありません。
顔騎プレイは、同じパートナーでも回数を重ねるたびに新たな発見があります。やはりお互いへの理解が深まることによりリラックスできるため、だんだん大胆に楽しめるようになるのでしょう。ですから、一回こっきりではなく何度かプレイを重ねることが望ましいと私は考えています。その意味では高額な金額を設定すると後が続きません。結局は回数を重ねても無理無く負担できる水準に落ち着くこととなります。女性の側の第一目的が金銭で無い限り、概ねその水準で納得してもらえるはずです。
私の経験を踏まえると、高めのオファーをしてくる女性は、コストに見合った相手ではないことがほとんどだと思います。その場合はまさに金銭が第一目的であり、先方にプレイを楽しもうという気持ちはありませんので、会っても時間の無駄でしょう。
いずれにせよ、パートナーとの適切な関係を維持するために、適正なコストを負担することが私のポリシーです。
まあ、男の立場にしてみれば、目先の金銭負担が少ないのにこしたことはないと思えるかもしれません。でも長い目で見れば、相応のコスト負担をしていなければ将来必ず大きな負担となって返ってくるのではないかと思います。
考えてみれば、顔面騎乗してもらいたいという手前勝手な願望につきあってもらっているわけです。相手の女性から十分な癒やしを与えてもらっているのですから、それに対するお礼はあってしかるべきでしょうし、私から相手に提供できるのはそれしかありません。
相手によっては金銭に関係なく顔面騎乗そのものを楽しんでいる人もいれば、フィジカルな快感を感じてくれる人、あるいは私自身に多少なりとも関心を寄せてくれている人も、もしかするといるかもしれません。
しかしながら、それは副次的な要素に過ぎず、あくまでも私の立場は顔に座ってもらうことをお願いする立場です。そのことをわきまえ、相手に対しては金銭面も含め、できる範囲で礼を尽くす、というのが私のスタンスです。
私から金銭のオファーをすることは、相手の女性に対して失礼な行為であることは確かに否定できないと思います。中には悪い印象を持つ女性も、もしかするといるかもしれません。
でも私は、これまで述べてきたような私自身の考えを相手にはっきりと伝え、必ず納得してもらうようにしています。
こういったことを、最初の段階でお互いにきちんと了解しておくことが、長い目でみれば必ずお互いのプラスになる、と私は考えています。
この項を読まれた方の中には、私の主張が売春行為を肯定し、助長するものではないか、と顔をしかめられる方がもしかするといらっしゃるかもしれません。
私としては、SEXをお金で買っているわけではありませんので、いわゆる売春とは決定的に異なるとの認識ですが、その違いはインサートの有無に過ぎないと言われると、やや反論に窮するところです。
しかしながら法律的に問題のある行為ではないはずですし、金銭を介することはトラブルを未然に防ぐために間違いなく有効な手立てである、と考えたうえであえてご紹介した次第です。
ともあれ、賛否両論あるかと思いますので、みなさんからのご意見を頂戴できればうれしく思います。
なお、私個人は売春行為には全く関心がありません。特段、この風潮を苦々しく思っているわけでもありませんし、大人であれば、自己責任に基づき行動することは、個人の自由だと思います。所詮私とは別世界の出来事、といった程度の認識です。
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