トップ > コラム > 女性の不安を取り除くプロセス | Happy Facesitting |
前回までのコラムでは、インターネットを通じて顔面騎乗パートナーとめぐり合うことは難しい、ということを書きましたが、実は顔面騎乗プレイを前提に女性とメールのやりとりを始めること自体は、さほど難しいことではありません。
フェチ系フリマ掲示板や、最近はSM系掲示板でさえも、プレイ相手募集の女性にメールすれば、何らかのリアクションが返ってくることが多くなってきました。
ところが、その返信メールの内容は「顔面騎乗できます。○万円でどうですか?OKなら都合の良い日を教えて!」といったものが多くを占めています。あまりにも手慣れた感じというか、なんとも趣に欠けるもので、がっかりしてしまいます。募集の文面がきちんとした女性を厳選してメールを送っているにもかかわらず、こんなありさまです。
おそらく、女性にしてみれば、有象無象の男たちから山のように届くメールにいちいちまともな対応していられないのかもしれません。
それは理解できなくもないのですが、このようなわずか1〜2行の適当なメールでは、顔面騎乗を通じたコミュニケーションなど望むべくもありません。結局、再度アプローチしようという気持ちが湧くこともなく、ここでメールのやりとりが終了してしまうのです。このパターンが実は最も多いような気がします。
もちろん、きちんとした文章のメールをもらえることも、ごくまれにですがあります。
きちんとした文章というのは、文才を感じるとか、誤字脱字が無いとか、そういったものではなく、書き手の女性が顔面騎乗に興味を示し、コミュニケーションを求めていることが感じられる文章です。
そんな文章にお目にかかれるのは極めてまれなので、そのようなメールが届くと私は有頂天になってしまいます。嬉しさのあまり、躍り出さんばかりの勢いです(やっぱりバカですね)。
ともかく、めったにないラッキーなことですから、このチャンスは確実にモノにしなければなりません。
いずれは会うことを前提に、まずは私自身を知ってもらうことから始めます。
女性にしてみれば、私などどこの誰かもわからない男ですから、すぐに会いましょう、なんてことになることは、あまりありません。
最近は妙な事件が起こっていますし、女性もそのことはある程度意識しているはずですから、見知らぬ男と出会うことに対する不安はおそらく相当なものだと思います。
その不安を取り除き、私に対して一定の安心感・信頼感を覚えてもらわなければ、会うことすらおぼつかないわけです。
もちろん、私としても相手の女性のことを事前に十分理解しておきたいという気持ちはあります。別に個人情報やプライバシーには興味がありませんが、どんなタイプの人なのか、どんなことを考えているのか、顔面騎乗のどんなところに関心を持っているのか、といったことはとても気になります。
こうして、お互いに相手を見極め、理解を深めるためのメールのやりとり、というプロセスが始まります。
女性の不安を取り除くことは簡単ではありませんが、かといってさほど難しいわけでもないと思います。
私がやっているのは、メールのやりとりの中で、誠実に対応することぐらいでしょうか。何も特別な策を弄するわけではなく、女性の疑問にきちんと答え、自分の気持ちをストレートに伝えることで、私の人柄を知ってもらうよう努力しているだけです。
そうかといって、相手に迎合するわけでもなく、自分の意思やスタンスは明確に伝えます。
そこにシンパシーを感じてくれる人こそが、信頼関係を築くことのできるパートナーたり得る、と私は考えています。
「きちんとした文章」のメールを寄越してくれるような女性ならば、このようなプロセスを経ることにより、概ね一定の信頼関係をつくることができます。その結果、初めて会うときも、お互い安心感をもって会えるのです。 まあ、初回は多少ぎこちないものですが、2回、3回と回数を重ねるごとに、リラックスできる関係となり、顔面騎乗を楽しめるようになります。
やっぱり女性に安心してもらい、心から顔面騎乗を通じたコミュニケーションを楽しんでもらえなければ、座られる方も満足のいくプレイにはなりません。
そのためにも、事前のメールのやりとりで、相手の疑問を解決しておくというプロセスは極めて重要だと思います。
改めて思い出してみると、事前のメールのやりとりの中で、女性から「H(SEX)はしなくていいんですよね?」と念を押されることが多いような気がします。私は最初から一貫して「顔面騎乗だけです」と伝えているにもかかわらず、このように確認を求められるのです。
やはり女性にしてみればその点が最も心配なのでしょう。もしかするとフェチプレイとかSMプレイという約束で会ったにもかかわらず、最終的にはSEXを求める男性が多いのかもしれません。
私自身は、悩ましくも美しい顔面騎乗の世界(?)に、SEXを持ち込みたくはありませんし、コミュニケーションを楽しむためにもパートナーの意に反するようなことをするつもりは毛頭ありません。
でも女性の立場にたつと、私がそのような行為に及ばないという確証が有るわけではありませんので、不安を覚えるのも無理はないのでしょう。
確かに知らない男と密室で過ごすことは女性にとってリスクの高いことだと思います。
女性にしてみれば、男は皆SEXを求めるものであり、腕力で迫られると到底かなわない、という本能的な恐れがあるかと思います。この不安はよく理解できますし、女性としては用心深く対応するべきでしょう。
もちろん私にしてみれば、腕力に訴えて狼藉を働こうものなら、大変な事件に発展し、何もかも失うわけですから、そんなことはあり得ませんし、そもそも顔面騎乗プレイの際にインサート(SEX)したいという気持ちは稀薄です。このことを、きちんと伝えれば、普通は理解はしてもらえます。
このように、出会うまでにメールのやりとりを重ねることは、信頼関係を築くための最初の関門ともいうべき重要なプロセスと言えます。こんなこと今さら言うまでもなく、当たり前のことだと思いますが、当たり前のことを当たり前に実践することは意外に難しかったりもします。
なので、私は、意識的にこのプロセスを最も大事にしています。
<<Prev | <トップ> | <コラム Top> | Next>> |