顔面騎乗パートナーとの出会い方(2)

<前回からの続きです>

SM掲示板では手応えが感じられませんでしたので、今度はアプローチを変えて真面目な(?)出会い系の掲示板を利用することにしてみました。 掲示板というよりも、自分のプロフィールを登録して相性の合う女性をコンピューターでマッチングさせるシステムです。
ノーマルな出会い系サイトですから、「顔面騎乗パートナー募集」などと思いっきり書き込むわけにはいきません。ですから、プロフィールを登録して、まずはごく普通のメッセージを入れてみました。
「普段出会うことのない人と出会いを求めています」といった当たり障りのないメッセージを確か登録したと思います。
そして自分と相性がマッチする人を検索してみたのですが、とにかく出るわ出るわで、ものすごい数の女性がリストアップされてきました。
その中から、何人かにメールを出してみると意外にも結構返信が帰ってきます。返信のあった人としばらくメールをやりとりして、そのうちの何人かとは実際に会うことができました。

で、成果の方はといいますと、会うまでは意外とすんなりといくのですが後が続かない、というのがパターンです。
このサイトでは、「恋人募集」とか「結婚相手募集」といった日常のパートナーを募集する女性がほとんどを占めているのですが、私の場合は恋人や結婚相手を求めているわけでもありませんし、さらにはSEXフレンドを求めているわけでもありません。
当然顔騎プレイのパートナーを求めていたわけですが、メールでは顔面騎乗の話題には触れていませんので、会ってはみたもののその人にどのようにプレイを持ちかけたものか、と考えると途端に途方に暮れてしまいます。おそらく相手の女性は顔面騎乗など知らないでしょうし、そんなプレイなど求めていないことは明らかです。
せっかく会えたのだから、一旦SEXに持ち込んだ後、顔面騎乗願望を告白するのでもよさそうなものですが、私は恋愛感情を感じない人とのSEXにはさほど意欲的ではありません。 SEX抜き、顔騎オンリーでいきたいのですが、そんなこと相手に伝えても唐突過ぎて受け入れられないでしょう。
と、いろいろ思案に暮れているうち、結局会った人とはそのまま自然消滅してしまいました。
やはり普通の出会い系で顔面騎乗パートナーを捜すのはもともと無理があるようです。
というわけで、このアプローチも一旦見送ることとしました。

次に目をつけたのが不倫パートナー募集の掲示板です。(よくもまあ次々とチャレンジするものだと、自分でも感心します。)
不倫パートナーであれば、既婚女性でしょうから恋人や結婚相手募集なんて話にはならないはずです。それに人妻なら顔面騎乗といったフェティッシュな感覚を理解してもらえる可能性があるかもしれません。
なかなか期待できるのではないかと思い、早速不倫出会い系サイトにアクセスしてみました。
そして、女性の投稿にひととおり目を通してみたのですが、なんか違うゾ? という感触です。
大半の投稿は「ダンナからは女として見られていない。もう一度女としてときめいてみたい」といったものばかりで、私にはやや荷が重い感じです。
何度も言うようですが、私はSEXしたいわけでもなく、会っている間だけでもどっぷりと恋愛につかりたい、という気持ちもありません。安定した日常生活を送りながらも、たまに顔面騎乗による非日常的な時間を過ごしたいのです。私にはちょっと重すぎるとソッコー判断し、不倫系もやめました。(あきらめるのも早いのです)

と、まあ、ここまでは、失敗の連続だったわけですが、SM系、まじめな出会い系、不倫系いずれもまったくダメと決めつけるのはまだ早いかな、と感じてます。 自分と感覚が近そうな女性を根気良く探してこまめにメールを送れば、いずれはうまくいく可能性はあるかもしれません。私はそこまでの根気はありませんでしたが…。

おそらく現時点で最も確実といえる手段は、フェチ系フリーマーケットの掲示板でしょう。
これでしたら、女性の多くが顔面騎乗を理解していますので話が早いです。
もちろん、金銭で割り切った関係ということになりますが、それはそれで良いと私は考えています。
現に私自身何人かの女性とフェチ系掲示板を通じて知り合ってプレイしましたし、中には1年以上続いている人もいます。
難点といえば、全般的に女性の年齢層が若すぎることでしょうか。
未成年の投稿や、未成年でなくても少し思慮に欠けるような印象を受ける投稿が多く見受けられます。
他の掲示板よりも、相手を慎重に見極める注意深さが必要になるでしょう。

以上のとおり、インターネットでパートナーと巡り会うことは決して容易なことではありません。
恋人やメル友を求めるのとはわけが違います。私の場合、恋愛関係やSEXというプロセスをパスして、最初から顔面騎乗オンリーの関係を築かなければなりません。もしかすると、セフレ獲得の方がまだしも容易かもしれない、とさえ思いますが、まあそんなこと考えても仕方のないことです。
今までの経験を振り返っても、出会ってしまえば相手にもメリットを提供できて、お互いに楽しみを共有することができると思うのですが、なにぶん出会う以前の最初のハードルが高すぎるような気がします。恋愛もSEXもSMプレイも無し、あくまでも顔面騎乗だけ、というメッセージがどれだけの女性に理解してもらえるでしょうか。それなりにフェティッシュな感覚を持ち合わせた女性でないと難しいでしょうし、そのような優れた(?)女性は間違いなく少数派です。

単に顔面騎乗プレイだけを望むならSMクラブ等の風俗に行くのが手っ取り早いことは言うまでもありません。しかしながら、一般の女性とのプライベートなプレイにはクラブでは得られない喜びがあります。
たとえば、メールのやりとりを通じて事前にお互いへの理解を深めるというプロセスはクラブでは考えられません。また、クラブの場合、自分と相手の間に第三者(店)が存在しますので、それがビジネスライクな距離感を強く感じさせますが、プライベートではそんな壁はありませんので、相手により親近感を覚えます。 この親近感は顔騎プレイを通じたコミュニケーションに良い影響を及ぼしますし、時間的な制約がクラブよりも少ないこととも相まって、お互い心ゆくまでプレイを楽しむことができます。

プライベートなパートナーとの出会いは手間隙をかけても成果のあがらないことが少なくありませんが、顔面騎乗を通じてコミュニケーションを楽しむためには必要な取り組みだと思います。


Happy Facesitting Column06