<前回からの続き>
ノーでなければ(生顔騎の)同意が得られたと考えても良いと思いますが、ここでいきなりベロンベロンと舐め回したりするとすべてがブチ壊し。
この時点ではまだ、局部奉仕への同意・不同意の微妙なラインのうえに乗っかっているだけなんです。ここでヘタに相手を刺激すると、その微妙なバランスが崩れ、ずれたクロッチ部分をあっという間に元に戻されてしまいます。
私はそんな大惨事にならないよう、少しずつ少しずつ、相手に気づかれないぐらいの繊細な加減で、舌をチロチロと動かし始めます。
すると女王様もやはり女性。じわじわじわーっと感じるようで、声が漏れ始めます。こうなると相手に気持ち良くなってもらうために自分の力の全てを注ぎ込みます。
ある意味、イチかバチかの踏み込み(荒技)に応えてくれたわけですから、それに報いるためにも心地よい時間を過ごしてもらわなければなりません。
「なーんだヘタクソじゃん。生顔騎してなんか損したー」と、がっかりさせるわけにはいかないんです。
私は顔の上の女王様の反応に意識のすべてを集中し、クリトリスを中心に相手の感じる部分を丹念に刺激します。鼻や唇や舌を総動員して、相手に気持ち良くなってもらうことだけに注力するんです。
とにかく自分の快楽なんてそっちのけで相手を快感に導くことだけに集中。それを毎回繰り返す・・・。
いわばSMクラブで女王様相手に顔面騎乗クンニの武者修行を積んできたわけです。
この経験を通じて、女性に気持ち良さを感じてもらえると自分自身がとても満足できることに気づき始めました。
もともとはただひたすら「顔面騎乗されたい、自分の欲望を満たしたい!」という衝動から始まったSMクラブ通い。
それがいつのまにか「女性に心地よさを感じてもらうことで自分が満足する」ことの実践の積み重ねになっていました。