<前回からの続き>
時代は90年代半ばに差し掛かる頃。日本ではインターネットがまだ普及する前の時期ですが、私は仕事でコンピュータを使う機会があり、個人でもパソコンを持っていました。
当時はパソコン通信全盛期で、PCを持っていればPC-VAN(NEC系)かニフティサーブ(富士通系)のいずれかに加入するのが普通。私はニフティの方に加入しており、掲示板を眺めたり知人とメールをやり取りしたりしてました。
ある時、そのパソコン通信上のとあるアダルト掲示板で、アメリカのミックスファイト(男女のレスリング)ビデオの収集家という男性の投稿を見つけます。なんでもその人は頻繁にアメリカ出張しており、そのたんびにアチラのレスリングビデオを買って日本に持ち帰っている、とのこと。
既に述べた通り、洋モノ系ポルノ誌を通じて、ミックスファイトビデオにはフェイスシッティング(顔面騎乗)シーンが満載であることを知っていた私は、もしかしたらその人を通じてそれらのビデオを入手できるかもしれない、と直感します。
早速その御仁にコンタクトして、私の長年にわたる顔面騎乗シーンへの思いを伝え、情報交換メールのやり取りを始めました。
その男性はどうやら筋金入りのレスリングマニアのようで、なんと百本以上ものレスリングビデオ(女性同士のキャットファイトや男女のミックスファイト)をコレクションしているとのことです。
私はダメもとで、顔面騎乗シーンを中心としたビデオを安価で譲ってもらえないか尋ねてみたところ、意外にも快くOKしてもらえました。レスリングマニアではあるものの、どうやらフェイスシッティングに特段の思い入れはない方のようでしたので、コレクションの中から顔面騎乗シーンの多いものを見繕って送ってもらえたのです。
その時に入手したのが、Video Vortexの「Sit on a Happy face」「Breath Holding Tournament」「Smother City USA」「Face Straddle Queen」などなど。
いずれもNancy Novakという美女レスラーが太っちょオジサンLittle Joe Kellyの顔にバシーッバシーッもひとつバシーッ!と長時間のフェイスシッティングを決めまくる作品群です。
これらのビデオは、それまで国産Mビデオのお粗末な顔面騎乗にうんざりさせられ、ホンモノの顔面騎乗シーンを渇望していた私の心をグイグイグイーッと揺さぶるものばかりでした。
当時、SMクラブでまともに顔面騎乗してもらえずに悩んでいた私(プレイから排除される顔面騎乗)。
画面の中で魅惑的なNancy Novakにさんざっぱらフェイスシッティングをくらわされてる太っちょオジサンを見て、とにかくもう!うらやましくてタマラーン!という状況。
「ムキーッ! この太っちょオジサンになりてーっ! お願いだからオレと替わってぇー。頼んますーっ!」と心底願ったものです。(いやー、ほんとバカですねー)
なお、件のレスリングマニア氏からはVideo Vortex以外にも、フェイスシッティングを全面的にフィーチャーしたアメリカのビデオ作品群を送ってもらいました。
たとえばJoan Wiseという女性レスラーが設立したJaguar Videoのミックスファイトビデオや、エリック・スタントンのイラストをモチーフにしたTeletheatronというレーベルによる珠玉の作品群です。
しかしながら現在、これらのビデオはすべて手放しており、もはや手に入れるのは困難なお宝ばかり。なんとかもう一度見てみたいんです。特にVideo Vortexの「Face Straddle Queen」と「Sit on a Happy face」を見たい!
ちなみに私の旧サイト「Happy Facesitting」は、この「Sit on a happy face」というNancy Novak主演のビデオタイトルにインスパイアされてサイト名を決めました。
それほどまでにアメリカのレスリングビデオ、とりわけVideo Vortexのビデオシリーズに魅了されたのでした。
<次回へ続く>
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