ある美しき大人の女性⑪ その後の真衣さん

顔面騎乗体験

前回からの続き

 

実は真衣さんとの話には後日談があります。

 

会うのをやめてからも年に数回はメールでお互いの近況を報告し合っていました。

 

でも徐々に疎遠になってきたことに加え、私が仕事の都合でしばらく日本を離れていたこともあり、ぱったりと音信不通になってしまいました。

 

帰国して1年ほどたった頃、東京での生活も落ち着きを取り戻した時に思い出したのは、真衣さんのことです。

 

最後にメールしてから6〜7年経っていますので、もうずいぶんと状況も変わっているだろうな、と思いました。

 

懐かしくなって久しぶりにメールしてみようと思い、つながるかどうかわかりませんがかつて連絡を取り合っていた彼女の携帯アドレスにメールを送ったのです。内容は、

 

「ご無沙汰しています。最近はいかがお過ごしでしょうか? 実は私、昨年まで2年半ほどアメリカに住んでました。向こうではまったく顔面騎乗の機会がなかったので、その意味では帰国できてよかったです。

日本に戻って思い出すのはやはり真衣さんのことでした。あのようなすばらしい時間を過ごすことができたのは真衣さんのおかげだと思っています。もしよろしければ近況をお聞かせください。」

 

といったもの。すると、驚いたことに返事が返ってきたのです。

 

「わ〜オオノさん、お久しぶりです。メールいただいてうれしいです。しばらくアメリカにいらっしゃったんですね。

私は今、仕事の都合で関西の方に住んでいるんです。結局、あの時の彼氏とはうまくいかなくて別れてしまいました。でもこちらで楽しくやってます。」

 

私は返事をもらったことがうれしくて、

 

「メールありがとうございます。関西在住なんですね。実はまた真衣さんに(顔に)座って欲しかったんですがちょっと難しそうですねー。関西遠いし。」

 

などと冗談交じりに返信しました。

 

元気そうな真衣さんのメールを見てほっとした私は、再び日常に戻ったのです。

 

次回へ続く

 

ある美しき大人の女性⑪ – その後の真衣さん

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